失敗しない、正しいあさりの砂抜き方法



塩抜き

 

 

次は「塩抜き」で塩水を抜きましょう。砂抜きが完了したら「塩抜き」です。この作業では逆にあさりを水中から完全に上げてしまいます。つまり作業としては、砂抜きが完了したあさりをそのまま塩水から上げてしまうだけなのです。ただし、あさりが水を吐きますから、新聞紙を重ねて敷くなどしてください。

 

吐き出す水の量ですが、これが想像以上で、結構四方八方にまき散らすので、新聞紙は広めに敷いてください。この際も冷蔵庫に入れてはいけません。時間は約1時間程度です。水から上げているので、大丈夫かと気になるかもしれませんが、特に気温が高い夏日でなければ心配は無用です。何とあさりは水から上げても2~3日は生きられるそうです。

 

ちなみに真水であさりを洗うとどうなるでしょう?わざと書きましたが、これは良くないのです。なぜなら、あさりは真水が大嫌いで、少し雨が降っただけでも砂の中に潜り込みます。真水をかけたりすると、殻をギュッと閉じてしまって、泥や潮水も全く吐き出さなくなります。従って最初に殻についた泥などを落とすのは止めて、それは塩抜きまで完了させてからにしてください。

 

こうしたちょっとした注意と手間で、あさりの味が大きく変わることになります。美味しく味わえるよう、手間を惜しまず調理してください。